■設立の経緯

日本イスラム協会 Association for Islamic Studies in Japan は1963年６月にイスラーム研究とその調査及び発表、イスラーム諸国との文化交流を目的に、今は亡き松田壽男、前嶋信次、嶋田襄平諸先生を中心に再建され、同年11月にイスラーム研究の成果を世に問う場として、機関誌『イスラム世界』の創刊号を刊行致しました。1967年には外務省から社団法人としての認可を受け、本誌の発行の他イスラーム世界に関する研究会、講演会を随時開催してまいりました。

『イスラム世界』はイスラーム研究発表の専門誌としては戦後最も早く刊行され、イスラーム世界の諸分野の問題についての多くの優れた研究を発表してまいりました。また1982年には本協会の編集で平凡社から『イスラム辞典』が発行されておりま す。激動の世界情勢の中、 イスラーム世界を理解するための手引きとして、不定期ながら41号から新たに「現代世界の動向とイスラーム」を、また50号からは当協会が毎年春と秋に行います「公開シンポジウム」の内容を掲載しております。本誌は平成５年度より年２回刊行されることになりました。本誌は協会の設立以来、会員の方にお領けする形をとっております。

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■活動

現在の主な活動としては、機関誌『イスラム世界』の発行、年２回（春・秋）の公開シンポジウムを行っています。