Research
イスラームとイスラーム諸国
「理論と動向研究会」
これまでのイスラームとイスラーム諸国「理論と動向研究会」
第十三回
ムハンマド一族からみたイスラーム教
イスラーム教の預言者、ムハンマドの一族の問題について研究をされている森本一夫氏(東京大学東洋文化研究所准教授)に、預言者ムハンマドの血筋について、イスラム社会がどのように見ているかを歴史的な視点からお話をいただきました。
日 時:2009年7月1日(水) 18:30-20:30
場 所:AP西新宿「A室」新宿区西新宿7-2-4 新宿喜楓ビル4・5F
テーマ:「ムハンマド一族からみたイスラーム教」
講 師:森本一夫 東京大学東洋文化研究所准教授
第十二回
オスマン帝国のズィンミー・ユダヤ教徒を中心に
講師に宮武 志郎氏(普連土学園中学校・高等学校専任教諭)をお招きして、オスマン帝国時代のユダヤ人問題、あるいは宗教的少数派政策についてお話しいただきました。
日 時:2009年4月28日(火) 18:30-20:30
場 所:宇和島興産株式会社・貸会議室
テーマ:「オスマン帝国のズィンミー・ユダヤ教徒を中心に」
講 師:宮武 志郎 普連土学園中学校・高等学校専任教諭
第十一回
古典時代と現代におけるイスラームの比較婚姻論
マグレブ地方のイスラームについて長年研究されてこられた私市正年氏(上智大学アジア文化研究所教授、日本中東学会会長)に、マグレブのイスラーム主義をめぐる状況についてのお話をお願いいたしま した。地域研究の視点から、歴史的な視角も交え、また、社会や経済の問題にも触れて頂きながら、マグレブのイスラーム主義をめぐる状況について、分かりやすくお話していただきました。
テーマ:「古典時代と現代におけるイスラームの比較婚姻論」
講 師:青柳かおる
日 時:2009年1月21日(水) 18:00-
場 所:フレスセンタービル9F 記者クラブ大会議室
第十回
アルジェリア、モロッコにおけるイスラーム主義運動
マグレブ地方のイスラームについて長年研究されてこられた私市正年氏(上智大学アジア文化研究所教授、日本中東学会会長)に、マグレブのイスラーム主義をめぐる状況についてのお話をお願いいたしま した。地域研究の視点から、歴史的な視角も交え、また、社会や経済の問題にも触れて頂きながら、マグレブのイスラーム主義をめぐる状況について、分かりやすくお話していただきました。
〈研究会議事録〉
日時: 2007年7月11日(水曜日) 18:30-20:25
場所: 三光パークビル4F 第3会議室
テーマ:「アルジェリア、モロッコにおけるイスラーム主義運動」
講師:私市正年氏(上智大学アジア文化研究所教授)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会 : 福田安志(日本イスラム協会)
「アルジェリア、モロッコにおけるイスラーム主義運動」のテーマで講師の私市正年氏から1時間10分講演して頂き、その後45分間質疑応答を行った。
講演では、アルジェリアのイスラーム主義運動にかかわる歴史的背景から説き起こし、1990年の地方選挙でのイスラーム主義勢力の圧勝と、翌年1991年の国政選挙第一回投票でFISが圧勝するまでの経緯が説明された。
続いて1990年代のアルジェリアでの内戦とそこでおこなわれた虐殺についての分析と説明があり、2007年4月のテロ事件を含む2000年以降の動きについても述べられた。
最後に、現在のイスラーム主義と政治との関係について「ポスト・イスラーム主議論」の視角からの分析が紹介された。そのなかで、イスラームと政治をめぐ る状況は変化しており、各国のレベルではイスラーム的ナショナリズムと政治的合法化の傾向が強まっており、一方でグローバルなレベルでは、西欧に誕生した 「新しいムスリム」によるグローバル・テロリズムの流れが強まっていることが指摘された。
講演の後、活発な質疑応答が行われた。
第九回
イスラームと民主主義は両立できるか?
中村廣治郎氏(東京大学名誉教授)を講師としてイスラームと民主主義について、イスラーム研究の視点から、お話しいただきました。中村廣治郎氏は、 東京大学のイスラーム学研究科の教授としてイスラーム学の研究に長年従事され、また、数多くのイスラーム研究者を育成し、今日の日本のイスラーム研究を作られた方であります。
〈研究会議事録〉
日時: 6月13日(水曜日) 18:15-20:00
場所: 三光パークビル4F 第3会議室
テーマ:「イスラームと民主主義」
講師: 中村廣治朗氏(東京大学名誉教授)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会 : 福田安志(日本イスラム協会)
イスラームと民主主義」のテーマで講師の中村廣治朗氏から約1時間講演して頂き、その後45分間質疑応答を行った。
中村氏の講演では、はじめにイスラー ムと民主主義の関係は理念・現実の両面で多様性を持つものであるとの指摘があった。つづいて、イスラームと民主主義を検討する上でムスリムをグループ分けし、また、イスラーム思想をいくつかに類型化して検討する必用があることが指摘された。
ムスリムのグループ分けでは、ウラマー、知識人、スーフィー、一般庶民に分け、イスラーム思想の類型化では、伝統主義(体制派ウラマー)、近代主義(リベラリズム、ナショナリズム、西洋主義)、イスラーム主義(原理主 義)に分けられた。
続いて、F. Jahanbakhshの “Islam, Democracy and Religious Modernism in Iran (1953-2000)” の内容を紹介しながら、そこで取り上げられているイランのウラマーや知識人らが「イスラームと民主主義」をどのように見ているかについて検討し、イスラー ムにおける主権、自由、平等、人権などについて検討が行われた。イランのウラマーや知識人らの中では、イスラームと民主主義の関係において理性を重視しようとしたソルシュSoroushの思想が注目を集めた。
講演の後、活発な質疑応答が行われた。
第八回
アフマディネジャード政権とイランのイスラーム政治思潮
イランの政治と政治思想に詳しい坂梨 祥氏(エネルギー経済研究所中東研究センター研究員)にアフマディネジャード政権の分析をしていただきました。坂梨氏はイランやイギリスで長期間調査研究をされ、イランの専門家としてご活躍中ですが、アフマディネジャード政権登場をめぐる背景と現在の政権をめぐる動きを思想的側面から解き明かしていただきました。
〈研究会議事録〉
日時: 11月29日(水曜日) 18:15~20:15
場所: 三光パークビル4F 第3会議室
テーマ:「アフマディネジャード政権とイランのイスラーム政治思潮」
講師: 坂梨 祥氏(エネルギー経済研究所中東研究センター研究員)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会 : 福田安志(日本イスラム協会)
〈研究会議事録〉
講師の坂梨氏には、政治思潮の面からイランの政治とアフマディネジャード政権を解き明かすことをお願いしたが、氏の講演は、1979年のイラン革命の検討 から始まった。そして1980年代のイラン・イラク戦争の過程でヴェラーヤテ・ファギーフ体制が固まっていったことが述べられた。
イラン・イラク戦争が終りホメイニー師が死去した後にヴェラーヤテ・ファギーフ体制の相対化の動きが見られ、その流れの中から1997年にはハータミー 政権が成立した。一方で、ヴェラーヤテ・ファギーフ体制は制度として続き、その体制を支持する者たちも再生産されていき、それを支持基盤として2005年 にアフマディネジャード・テヘラン市長が大統領に選ばれ新しい政権が発足することになった、とアフマディネジャード政権成立までの流れが説明された。
続いて、アフマディネジャード政権をめぐる内政構造について説明があり、大統領の政策と思想についての分析が行われた。イランの政治が注目を集めていることもあり、活発な質疑応答が行われた。
第七回
イスラーム復興運動の発展と現代的意味
―復興運動の展開と今後の可能性―
長年イスラーム学の研究をされ、イスラーム復興運動について詳しい小杉 泰氏(京都大学大学院教授)にイスラーム復興運動が興ってくる過程、そしてアフガーニーやリダーなど復興運動を担った思想家たちの考えと活動に触れていただきながら、歴史的、理論的な視点からイスラーム復興運動の本質を解き明かしていただき、それを踏まえ、現代のイスラームが政治、経済、社会の分野で持つ様々 な可能性について、お話していただきました。
〈研究会議事録〉
日時: 9月22日(金曜日) 18:15~20:20
場所: 三光パークビル4F 第3会議室
テーマ:「イスラーム復興運動の発展と現代的意味―復興運動の展開と今後の可能性―」
講師: 小杉 泰 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科教授)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会 : 福田安志(日本イスラム協会)
小杉 泰氏より、イスラーム復興と復興運動についての長年の研究を踏まえた報告があった。はじめに、図を用いながら、イスラーム社会におけるイスラー ム覚醒について説明があり、それがイスラーム復興と復興運動、そしてイスラーム主義や急進派の動きにつながっていく過程が説明された。
報告の中では、アフガーニーによる『固き絆』の刊行で始まりイラン革命で終わったイスラーム暦14世紀は、イスラーム世界の衰退と衰退からの復興が進ん だ1世紀であると位置づけられた。イスラーム世界が病に罹り衰退したという危機感から、改革と復興の必要性が説かれたとし、イスラームが復興していく過程 の一つの例として、イスラーム国際会議の展開が示され、OIC(イスラーム諸国会議機構)の設立や近年の国連でのイスラーム的アジェンダの形成について述 べられた。
また、イスラーム復興は曲がり角に来ているのではないかとする議論に対しては、イスラーム復興と再イスラーム化が進み、いわばイスラームの「日常化」が 進んでいるためそのように見えるのであるとの指摘があった。また、イスラームの大衆化とグローバル化が進む中で、原点、すなわちムハンマドの存在がモデル として見られる傾向が強まっていると指摘された。
最後に、9.11後のイスラーム復興をめぐる状況と今後の展望について話され、全体がまとめられた。その後、20分間の質疑応答がありスンナ派とシーア派の対立の問題などが話された。多数の方々が参加され活発な質疑応答が行われた。
第六回
エジプトのイスラーム主義組織・ムスリム同胞団
―その理論、組織、発展、現在のエジプトにおける状況―
今回は、エジプトのムスリム同胞団の研究をされ、ムスリム同胞団の理論や組織に詳しい横田貴之氏(日本国際問題研究所研究員)にエジプトのムスリム同胞団に ついて、その理論的基礎を築いたバンナーやクトブの思想から説き起こして、ムスリム同胞団の思想構造を解き明かし、同胞団の組織構造、現代エジプトにおけ るムスリム同胞団をめぐる動向を分析したいただき、合わせて、エジプト以外の国についても触れていただきました。
〈研究会議事録〉
日時:2006年6月9日(金曜日)18:15-20:10
場所:三光パークビル4F 第3会議室
テーマ:「イスラーム主義過激派:テロの論理と過激派の動向―イスラーム主義過激派はどこに行こうとしているのか―」
講師:保坂修司(近畿大学国際人文科学研究所教授・日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会:福田安志(日本イスラム協会)
はじめに、司会の福田より2006年度の研究会をはじめるに当たっての挨拶があった。続いて保坂修司氏より標記テーマについての研究報告があった。研究報告 の時間は1時間20分で、まず、タクフィール主義者、ジハード主義者などのイスラーム過激派たちがスンナ派イスラーム教徒の間でどのように認識されている かについての説明があり、続いて、関係する主要なイスラーム思想家についての解説と、1967年以降のイスラーム過激派に関する動向について年表に基づい た解説があり、そして、タクフィール、ジハード、殉教作戦、カリフ制、インターネットとイスラーム過激派、石油施設へのテロについてのイスラーム過激派の 考え方、イラクのイスラーム過激派、日本との関係などについて報告があった。その後、30分間の質疑応答。多数の方々が参加され活発な質疑応答が行われた。
活発な質疑応答が行われた。
第五回
イスラーム主義過激派:テロの論理と過激派の動向
―イスラーム主義過激派はどこに行こうとしているのか―
今回は、湾岸地域の研究を され、イスラーム主義過激派に詳しい保坂修司氏(近大教授・エネ研研究理事)に、イスラーム過激派の現状、彼らの行動の基にある論理、なぜシーア派を攻撃 するのか、アル・カーイダの動向、イラク、サウジアラビアなどでの過激派の動向、イスラーム過激派は今後のどのようになっていくのかなどについて、専門の お立場から分かりやすくお話していただきました。
〈研究会議事録〉
日時:2006年6月9日(金曜日)18:15-20:10
場所:三光パークビル4F 第3会議室
テーマ:「イスラーム主義過激派:テロの論理と過激派の動向―イスラーム主義過激派はどこに行こうとしているのか―」
講師:保坂修司(近畿大学国際人文科学研究所教授・日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会:福田安志(日本イスラム協会)
はじめに、司会の福田より2006年度の研究会をはじめるに当たっての挨拶があった。続いて保坂修司氏より標記テーマについての研究報告があった。研究報告 の時間は1時間20分で、まず、タクフィール主義者、ジハード主義者などのイスラーム過激派たちがスンナ派イスラーム教徒の間でどのように認識されている かについての説明があり、続いて、関係する主要なイスラーム思想家についての解説と、1967年以降のイスラーム過激派に関する動向について年表に基づい た解説があり、そして、タクフィール、ジハード、殉教作戦、カリフ制、インターネットとイスラーム過激派、石油施設へのテロについてのイスラーム過激派の 考え方、イラクのイスラーム過激派、日本との関係などについて報告があった。その後、30分間の質疑応答。多数の方々が参加され活発な質疑応答が行われた。
活発な質疑応答が行われた。
第四回
アラブ民族主義、バアス党・バアス主義とその動向
―アラブ世界の政治とアラブの役割―
シリアの研究をされているアジア経済研究所の青山弘之氏に、アラブ民族主義、バアス党・バアス主義とはどのような思想なのか、現代のシリアやアラブ世界でど のような役割を果たしているのか、今後アラブ的要素は中東の政治や国際関係のなかでどのように展開していくのかなどについて、専門のお立場から分かりやす くお話しいただきました。
〈研究会議事録〉
日時:2005年11月29日(火曜日)18:15-20:10
場所:三光パークビル会議室
テーマ:「アラブ民族主義、バアス党・バアス主義とその動向―アラブ世界の政治とアラブの役割―」
講師:青山弘之(アジア経済研究所研究員)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会:福田安志(日本イスラム協会)
1. 講師の青山弘之氏より、「アラブ民族主義、バアス党・バアス主義とその動向―アラブ世界の政治とアラブの役割―」の題で約1時間話があった。内容は、最初 に参考文献についての説明があり、その後、レジュメに沿って(1)アラブ・バアス主義の歴史的位置付け、(2)哲学としてのバアス主義、(3)バアス主義 の政治イデオロギー化、(4)政治の道具としてのバアス、の順で報告が行われた。とくに、哲学としてのバアス主義が、政治イデオロギーとなり、政治化して いく過程に重点をおいて説明された。その後40分間、質疑応答が行われた。
第三回
イスラーム法とその現代国家への適用
イスラーム法の研究をされている東京大学の柳橋博之先生に、イスラーム法をめぐる様々な疑問に専門のお立場から分かりやすく話していただきました。
〈研究会議事録〉
日時:2005年10月3日(月曜日)18:15-20:10
場所:三光パークビル会議室(中東調査会の入っている建物内)
テーマ:「イスラーム法とその現代国家への適用」
講師:柳橋博之(東京大学大学院人文社会系研究科助教授)
主催者:中東調査会、日本イスラム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会:福田安志(日本イスラム協会世界イスラーム動向情報センター)
講師の柳橋博之氏より、「イスラーム法とその現代国家への適用」の題で1時間20分話があった。内容は、(1)シャリーアとフィクフ、(2)近代におけるイスラーム法、(3)エジプトにおける家族立法-準拠法の問題、(4)モロッコ家族法改正、について報告が行われ、最後に関係する文献の紹介が行われた。その後20分間、質疑応答が行われた。会場に入りきれないほどの方々が参加され、イスラーム法への関心が高いことが改めて感じられた。
第二回
イランの核開発問題
イランに詳しい田中浩一郎氏(日本エネルギー経済研究所中東研究センター)に、イランの核開発問題の構造と背景、その歴史、イラン内政におけるその位置づけ、アメリカとの関係、周辺地域への影響など、イランの核開発問題をめぐる基礎的な部分について整理していただき、また、その最新の動向について、解説していただきしました。また、6月後半に行われた、イランの大統領選挙の結果についても触れていただきました。
〈研究会議事録〉
日時:2005年7月12日(火曜日) 18:15-20:10
場所:中東調査会会議室
テーマ:「イランの核問題と大統領選挙を考える」
講師:田中浩一郎(財団法人日本エネルギー経済研究所中東研究センター・イラングループ・グループマネージャー、研究主幹)
主催者:中東調査会、日本イスラーム協会(世界イスラーム動向情報センター)
司会:福田安志(日本イスラーム協会世界イスラーム動向情報センター)
講師の田中浩一郎氏より、「イランの核問題と大統領選挙を考える」の題で1時間10分話があり、その後40分間活発な質疑応答が行われた。話の内容は、(1)イランの核開発についての基本的な情報、(2)新しくイランの大統領に選ばれたアフマディネジャード氏について、(3)今後のイランをどのように展望するか、が中心であった。
第一回
イスラーム主義の拡大とその最近の動向 -アラブ世界の政治とアラブの役割-
著名なイスラーム研究者であり、イスラーム主義についての造詣が深い、東京外国語大学の飯塚正人先生にテロの思想的背景を成し、最近影響力を強めているイスラーム主義について、その基礎的・理論的な問題と、最近の動向について解説していただきました。
<研究会議事録>
日時:2005年6月6日 18:15ー20:15
場所:中東調査会 会議室
講師:飯塚正人 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
司会:福田安志 日本イスラム協会・世界イスラーム動向情報センター
講師の飯塚正人氏より、「イスラーム主義の拡大と最近の動向」と題し
1時間15分の講演があり、その後30分活発な質疑応答が行われた。
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イスラームとイスラーム諸国「理論と動向研究会とは」
テロ、イスラーム主義の影響力の拡大、民主化問題、パレスチナ問題、グローバル化への対応と民衆の反発、反米機運の高まり、人口増加がもたらす社会・経 済 問題、原油価格高騰など、イスラーム世界では、政治、社会、経済の様々な問題が噴出し、それらの問題は相互に関連をもち、しかも、国境を越えて広がってい ます。
なぜ、その問題が起こるのか、その根底にあるものは何か、など、問題の背景、構造、理論と、そして、その問題にかかわる最新の動向につい て、第一線の専 門家から話をうかがい、議論をする場として、イスラームとイスラーム諸国に関する「理論と動向研究会」をはじめます。研究会は、あまり多くない人数での勉 強会・懇話会的なものとし、中東調査会と日本イスラム協会が共同で開催いたします。